いつかシマトネリコを剪定する日が来るのだろうか

昨冬にシマトネリコを購入して以来、寒い間は何も変化がなかったが、だんだん春めいてくると、にわかに新芽を出し、あれよあれよという間に背丈も伸びてきた。

新居にも持っていく予定だが、このぶんだと、天井に到達するのも時間の問題だろう。上階のベランダまで侵食してはまずいので、どこかで剪定をなければならなくなる。いっそ、ベランダの窓全部を覆うくらい生い茂ってほしいと思う。自分の身長は180cmあるので、思い切り手を上に伸ばしても届かないほどシマトネリコの枝が伸びたら、そこで切るとしようか。切っても新しい芽が出てくるからキリがないかもしれないけどね。

剪定も大切かもしれないが、長期旅行時の水やりの問題の方が大きいし深刻だ。誰かに水やりをやってもらわなければ、確実に枯れる。1週間程度の良好なら、季節にもよるが、それほど大きな問題ではないだろう。ただ、いま計画しているのは3ヶ月にもおよぶ欧州旅行である。いよいよ旅立つとなれば、管理会社にマンションの共用部に置かせてもらう許可を得つつ、水やりもお願いするのはどうだろうか。あまり現実的ではないようだ。やはり、処分が必要だろう。シマトネリコ以外の植物も同様である。どれも生命力が強く、多少放置していても簡単に枯れたりしないと思うが、3ヶ月も水やりしないというのは、さすがに無理である。可愛そうだが、みんな処分するしかない。せめてベランダの一番外側に置いて、雨を頼りに生き延びる可能性に賭けるか。まあ鉢植えだから、雨程度の水分では生きていけないだろう。

ゴミに出すのは、それほど大変ではない。枝はをぶった切って、燃えるゴミに出すだけだ。鉢は素材によって処分すればいい。問題は、枯れてから処分するか、つまり旅行から帰国後に処分するか、旅行前にもう処分してしまうかだ。ベランダに枯れた大きな木があると、外からみたときに、幽霊屋敷のようにみえるかもしれないからね。しかし、旅行に行くのは春から初夏にかけてのシーズンを考えているが、植物がもっとも成長する季節に、水やりをしないというのも、少し残酷だな。

自動給水器も、3ヶ月という長期間には対応していない。まあベランダの水をチョロチョロ出しつつ、そこに浸したタオルなどの布を鉢植えの土につなげて、毛細血管現象で給水するやり方もあるらしい。水道代が心配だが、ぴちょんぴちょんと垂れるくらいに、かすかに栓を開けた状態にしておけば、ひょっとしたら生き延びてくれるかもしれない。まあ強風などでその布が土から離れてしまったら、もうどうしようもない。

うまいこと生き延びられても、今度はシマトネリコがぐんぐん成長したら、剪定もできないからね。あらかじめ刈り込んでおいてもいいが。まあ、この毛細血管現象でやってみるかな。新居はベランダに洗濯機置場があるタイプなので、ベランダに水道栓があるからね。なんとかなるんじゃないかな。枯れたら仕方ないと諦める。

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