いつも朝はダラダラして、8時半を回ってようやく散歩に出ることが多いが、今朝は8時少し前に家を出た。そうしたら、かすかに早朝の雰囲気を感じられた。静かで、空気が澄んでいて、光も何か特別な、長い夜の時間を経てようやく射してくる新鮮さが感じられる。これら朝の雰囲気を感じることは、精神にとってものすごい薬になると思う。
毎日、親が死んだらどうしよう、自分も病気になって苦しんで死ぬときがくる、と、ネガティブな考えに支配されている。仕事についても、毎日やめたいと思っているし、やめたあとの困窮を思って、また気持ちが沈んだりしている。長年の努力もぜんぜん報われないし、会う人すべてとうまく付き合えないし、と、くよくよしてばかりいる。うつ状態のせいでもあるだろう。運動しても、気分は晴れない。
でも、今朝ほんのわずかだが早朝の気配を感じたとき、ネガティブな状態から脱却し、人生の、生の喜びに目を向けられる力があるとしたら、それは早朝の雰囲気しかないと確信した。
夜はなるべく早寝しようと心がけている。今に始まったことではなく、常にそう思っている。隣人が夜中に大きな音をたてるので何度となく早寝の挑戦は挫折させられてきたが、文句を言ったことで隣人もばかなりに夜中に騒音を立てることが近所迷惑であることを理解したようで、最近は静かにしている。当たり前だ。夜中の2、3時に大きな音を立てて掃除機をかけたり、ベランダに大きな音を立てて洗濯物を干したりするバカがどこにいる。ここにいる。とにかく、隣人がばかな真似さえしなければ、早寝はできる。早寝できれば、自然と起床時間も早まる。そうすれば、早朝の雰囲気を存分に味わうこともできるはずだ。そういう生活を送っていれば、少しは気持ちも前向きになるのではないだろうか。
とにかく、自分にできることをやっていくしかない。状況は最悪だけど、落ち込んでいるばかりでは何も変わらないからね。行動を起こさないと。