会食恐怖症

いまだに飲食店に入ると、緊張、不安が高まり、発作が起きそうになる。とくに注文をして、待っている時間帯が危ない。心療内科の医師からは、パニック障害とは診断されなかったし、会食恐怖症のような症状だが、診断を下すほどではないと、わけのわからないことを言われた。症状が出るものだと思って、臆せずいろいろな場所に出かければ良い、発作が出ても死ぬわけではない、と励まされたが、そう言っているということは、パニック障害あるいは会食恐怖症であると認めているようなものではないか。

ラーメン屋によく行くが、熱いラーメンだと、麺を拭き冷ますふりをしながら深呼吸できるので、発作が起きそうになってもなんとか乗り越えられる。というか、しばらく大きな発作が起きていないので、仮に飲食店でまた発作が起きたら、それこそパニックになってしまいそうだが、死ぬわけじゃないし、呼吸を整えれば問題ないと自分に言い聞かせるしかないだろう。発作が起きないのが一番いいのだが。

周囲の客が、若い人ばかりだと、不安感も強まるようである。勝手な偏見かもしれないが、最近の若い人は他人への同情心が薄く、仮に人が気分が悪いために倒れたりしても、見てみぬふりをしそうである。そう考えるから、周りが若い人ばかりの環境では発作を起こせないという変な緊張が高まり、結果、症状も強くなっていくようである。同じ日本人を信用できなくなったとは何とも残念だが、これも時代なのだろう。それとも、親切な若い人もいるのだろうか。いるんだろうな、たぶん。そう信じたい。

ほぼ毎回、症状が出ながらも、外食を続けている。医師は、こういう経験を繰り返していくうちに症状も消えていくと言っていたが、いまのところ症状がおさまりそうな気配はない。最初の発作が起きたのが3月末。もう4ヶ月が経とうとしている。当初は気絶する心配から部屋のなかでも這って移動していた。今はジョギングもすればサイクリングもするから、だいぶ元気になったけど、飲食店だけはどうも苦手である。この厄介な症状と、一生付き合っていかなければならないのだろうか。

40代。語学(英仏羅希)、格闘技に興味あり。たまにウクレレを弾くが、ハワイアンは弾けない。いつかヨーロッパを3ヶ月かけて旅して回りたい。体調を崩してから禁煙し、コーヒー、甘いものを避けている。最近は鳥を観察するのが好き。バードウォッチングのコミュニティに参加したいような、したくないような。

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メンタルヘルス
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