心臓の検査などをしているあいだ、ずっと気絶するのではないかと心配していた。３月末にそういう症状が出てから、もう半年か。この間、実際に失神することはなかった。心配しすぎだったんだ、大丈夫なんだと、信じられるようになっていたと思う。そう、つい先週まで。
高熱を出した影響だろうが、実際に道で失神してしまった。それ以来、また外出するのが怖くなった。外を歩いていて、少しでもめまいがしたり、気分が悪いような気がすると、すわ、また気絶か、と恐ろしくなる。そんなわけで、あまり遠くに出かけられない。倒れそうになったら、その場ですぐしゃがめばいいと言い聞かせはするが、そう簡単にはいかない。実際に、気を失って倒れたんだからね。頭部に怪我はなかったが、右手首や右上腕を痛めた。
せっかく平常な生活に戻り始めていたのに、風邪を引いたばっかりに、振り出しに戻ってしまった感じがある。あのときは３９度の高熱が出ていたから、熱が下がった今はもう大丈夫だと思いつつ、やはり意識喪失したときの記憶がまだ新しいこともあって、そして風邪もまだ完全に抜けていないこともあって、もう完全にビビってしまった。
なんという難儀な人生になってしまったのだろう。ふつうの生活を送れることが、いかにありがたく、素晴らしいか。とにかく、著しく免疫力を下げるような激しい運動は控えなければならない。
