２日連続で、一時間立つ訓練をしたら、ふくらはぎが筋肉痛になった。ふだん、朝は必ず散歩するし、ジャンピングスクワットなどの脚トレも定期的にやるようにしているが、ただじっと立っている体力は、また別のようである。朝寝坊するくらい疲労感もある。
いかに、ふだん一日の大半の時間を過ごすリクライニングチェアが体力を低下させるかが、よくわかる。人間工学に基づいて設計されたという触れ込みのチェアで、たしかに体重を預けられ、楽である。でも、これはほぼ寝たきりで過ごすのと変わらないということに、さいきん気づいた。このチェアを使い始めたのはコロナ禍の前からだから、もう４、５年になるのだろう。この間、容姿も著しく老化が加速し、先日更新したパスポートも、新しい写真と１０年前のそれとを比べて、あまりの変化に驚いたわけだが、それは自分で自分の体を支えることを放棄したことによる筋肉量の低下が招いた結果ではないかと思うのだ。どうしてどんどん老けていくのか、不可解であったが、ようやく謎が解けた。
逆に言えば、立つ訓練を続ければ脚の筋肉量が戻り、見た目も若返っていく効果が期待できる。もちろん加齢に抗うのも限界はあるが、運動も別途しているのだし、まだまだ若さを維持できるはずだ。だが、無理は禁物だ。睡眠リズムが乱れるほど、追い込んではいけない。とりあえずいまは、一時間立ち続けることに慣れよう。今日は立つ訓練はしない。でも疲れが抜けたら、また一時間立つ。これを繰り返し、２時間、３時間と立ち続けても疲れないタフネスさを身に着けたい。
