遮光カーテンを買ってきた。無印良品のやつで、遮光等級は2級である。このカーテンを取り付けて、締め切ると、夜は部屋が真っ暗になり、デジタル時計の文字盤の数字も判別できなくなった。もともと使っていたカーテンは、締め切ってもうっすら室内が明るかった。向かいのビルや、同じマンションの上下左右の部屋の光などが入ってくるからだ。
いちおう、暗闇はつくりだせることになった。その環境で昨夜寝たが、早朝覚醒したので、睡眠の質にどれだけ影響があるかはわからない。朝になっても部屋の中は暗かった。カーテンの縁ちかくだけは、光が漏れていて明るかった。
朝は起きたらすぐにカーテンを開ける。しかし悲しいかな、北向きで目の前にビルがあることによって、その光は弱々しい。散歩に出かけて日が射している場所に来ると、同じ時間の同じ地区とは信じられないほどに明るい。どちらが人間の心身にとって有益か、あるいは有害は一目瞭然だ。日当たりのいい部屋に住むということは、それ自体、健康になるためのアドバンテージがある。日差しの入らない部屋の住人としては、なるべく外出して陽光を浴びる機会をつくるしかない。
とにかく、夜に闇を作り出し、そのなかで寝ることによって、なにか違いが生まれるのか、1週間ほど検証してみたい。朝日が余計に入ってこないので、寝坊しがちになるかもしれない。そうなったら、カーテンを元に戻すつもりである。しかし、元のカーテンでは、やはり外光が強すぎる気がするから、変えたほうがいいとは思う。まあ、そのうち結果が出るだろう。