体調を崩してから、また虫歯の再発を恐れる気持ちから、甘いものを食べないようにしている。ドライフルーツなど天然の甘みは良しとしているが、砂糖を使ったスイーツはもう久しく食べていないし、食品でも可能な限り砂糖が入っていないものを選ぶようにしている。
それだと口寂しくなるからか、スナック菓子をほぼ毎日のように食べるようになった。とくにポテトチップののり塩味である。栄養豊富な海藻ののりが入っているから身体に良いと思うようにしているが、もちろん食べすぎると良くないのだろう。でも甘い物を我慢しているのだから、スナックくらい食べさせてくれよ、という気持ちになる。
しかしスイーツにしろスナックにしろ、食べない期間が続けば、それに慣れるものである。最初は美味しく感じても、惰性で食べ続けることがよくある。スーパーやコンビニに行ってスイーツやスナックを買う行動自体が習慣として定着してしまっているのだろう。だから本当に食べたいと思って食べていることがどれだけあるかは自分でもわからない。このへんはタバコなど他の嗜好品と変わらないようである。
若い頃なら何を食べようが気にならないが、年を重ねてくると、食が健康に与える影響を意識せざるを得なくなる。とくに今回は体調を崩してしまい、まだ本調子に戻れていない状況だからなおさらである。だからこそ禁煙できたわけだから、病気も悪いことばかりではないのかもしれないが。
健康のことを考えるなら、スナックも避けるべきなのだろう。ただあれもだめ、これもだめと制限が増えていくと、それがストレスとなって、むしろ健康を害する可能性もある。だから楽しめるのであればOK、惰性で食べるならストップ、そうできるのが一番いい。結局、自分の身体の声をしっかり聞くということなのだろう。それが一番難しいことであるのだが、自分との対話を重ね、理解を深めていく努力を続けていくしかない。
