好きなことを突き詰める

世の中には、プロゲーマーという職業が存在するらしい。ゲームが強く、スポンサーがついているとのこと。プロゲーマーになった人は、ゲームが好きで好きで、それをやり込んでいたらプロになれたということらしい。

好きこそものの上手なれ、というが、好きなことをするのは苦ではない。だから自然と練習量が増え、さらに上達し、それが周りから認められるのが嬉しくてもっと練習する、という好循環に入るのだろう。いろいろな分野で成功している人の多くは、決まって尋常ではない努力を重ねているものである。逆に言えば、膨大な努力の先に成功がある。だからといって、それがゲームでも起こりうるというのは少し信じられない気持ちだが実際にその職業が存在しているのだし、その言葉を聞くと、他の分野の成功者と共通するものがあるようだ。

ただ、成功者と同水準の練習を重ねることは、口で言うほど簡単ではない。あるプロゲーマーは一日18時間も練習したそうな。ひとくちに18時間といっても、一日は24時間しかない。ゲームをやっている以外の6時間で睡眠、食事をこなすわけだ。これはやろうと思ってできるレベルではない。だからこそ、それをできる人は成功するのだろう。

1日18時間までいかなくとも、やはり成功には相当の量の努力を要するのだと思う。それだけ打ち込める好きなものを見つけられること自体、簡単ではない。誰でも毎日やりたいと思うことはあるかもしれないが、成功者の「好き」は、レベルが違うような気がする。意図せずそれだけの練習をこなせるのであれば、もう成功は約束されたようなものである。尻を叩いて、なんとか努力するようなレベルでは、成功への道のりは果てしなく長いものになる。

1万時間の法則が一時期脚光を浴びたが、どの世界の成功者も、積み重ねた練習がもたらす特別な力を備えているような気がする。どこまでが見習いでどこからが成功者か、練習量で線引きすることは難しいが、かなりの練習を成功者がしているのは間違いない。それは日々の努力の量と期間の累計になるのか、一定期間における密度になるのかもよくわからない。とにかく、練習すれば上達する。ある程度のレベルに達した後も、ペースはゆっくりながら上達は続いていくものらしい。努力によって人生が変えられるのであれば、こんなに素晴らしいことはない。あとはいかに自分をより多く努力する方向に仕向けるかだが、これがまたなかなか難しい。

40代。語学(英仏羅希)、格闘技に興味あり。たまにウクレレを弾くが、ハワイアンは弾けない。いつかヨーロッパを3ヶ月かけて旅して回りたい。体調を崩してから禁煙し、コーヒー、甘いものを避けている。最近は鳥を観察するのが好き。バードウォッチングのコミュニティに参加したいような、したくないような。

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迷走日記
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