光とメンタルの関係

朝散歩をするとメンタルが整うといわれるくらい、メンタルと日光は密接に関係している。日光を浴びると体内でメンタルの安定に作用するというビタミンDが生成される。日照時間の短い国では、ビタミンD不足によりメンタルが悪化するらしい。

今の部屋の窓は北向きである。それに加え、向かいには高いビルが建っている。ベランダには直射日光が射すことはない。かといって、太陽光を感じないほどに真っ暗でもない。ただ、向かいのビルはオフィスらしく、その窓には常にブラインドがかかっているが、撮影スタジオかなにからしく、夜などはブラインドの隙間から煌々と光が漏れるし、中の様子もうかがえる。ということは向こうからもこちらの様子がみえるということである。

だから、少なくともレースのカーテンは閉め切っているし、昨年はそんなに厚さはないが視線を遮るくらいの生地のカーテンも閉めていた。どちらのカーテンも光をうっすら通すが、もともと日当たりがいいわけではないので、昼間でも室内は照明をつけなれば暗くて仕事もできない環境だった。

昨年、パニック発作的な症状が出て、しばらく病人として過ごしていたが、考えてみれば、カーテンを閉め切っていたのが原因だったのかもしれない。コロナ以降、リモートワークが定着していて、一日の大半を部屋で過ごしている。その環境が外界とは明るさが全然違うと、やはりメンタルにも何らかの影響があったのだと思われる。当時から朝は散歩していたし、昼にはランチに出かけたりしていたので、日光をまったく浴びていたわけではなかったから、どこまで病気との関連があるかはわからない。

ただ、シマトネリコが大きく育ち、外からの視線を十分に遮ってくれるようになって、カーテンを全部開けていると、明らかに網膜が光を感知している。まぶしい、と思うことさえある。もし最初からこうしていれば、昨年のような症状は出なかったかもしれない。せっかく環境改善ができたところで、引っ越しが迫っているのも皮肉だが、賽は投げられたのだ。新居の窓は東向きであり、目の前には一軒家があるだけで、その窓もとくに気にならない。シマトネリコももちろん持っていくので、少なくとも日中はカーテンを開け放しておくようにしよう。

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