室内の観葉植物は、水やりをするタイミングがわかりづらい。土を手で触って湿っていると感じられても、それが植物にとって水が十分に足りている証拠なのかどうか、よくわからない。粘土質の土だと、とくにわかりづらい。まあ土質に関わらず、乾燥したらパサパサになるものなのかもしれないが。よくわからないから、水やりチェッカーの助けを借りるようにした。しかし観葉植物の数が多いので、全部にチェッカーを挿すのも大変だ。
室内で育てている名前は忘れた中型の植物があって、この土がまさに粘土質で、触るとねっとりした感触がある。実際、2、3週間くらい水やりしないこともざらである。それでも、なんとか枯れずに生きている。買った当初のような元気な姿ではなくなっていると思うけどね。水をやりすぎるとかえって寿命を縮めるというし、加減が難しい。
しかし、さきほど鉢を手で傾けて重さを測ったら、かなり軽くなっていたと感じたし、土の表面を触ったら、粘土質ではあるが、指に土がそれほど付着しなかったので、水をやることにした。
すると、どうだろう。十数分もしないうちに、こころなしかではあるが、葉がみずみずしくなり、生気を取り戻したようにみえる。冬だから乾燥気味にしてもいいのだろうけど、水をあげたとたん、言葉ではうまく説明できないが、植物が生気を取り戻したことを感じられるようになった。この植物にも新たに水やりチェッカーを挿したので、次回からは、適切な水やりのタイミングがわかるだろう。いままでは数週間、下手すれば1ヶ月位あげないこともあったわけだけど、これからは、それが正しかったのかどうかが判明するというわけだ。
もっと小さい、サンスペリアの鉢は、最後に水やりしてから、もう2週間くらい経つけど、いまだにチェッカーの色は変わらない。これも室内に置いているから、水の消費が少ないのかもしれない。それとも植物の種類や大きさが関係しているのかな。
ずっと水やりチェッカーに頼り続けるのもよくないと思うので、植物の声にならない言葉を聞き分ける力を持ちたいね。土を触るだけじゃなく、葉の色とか勢いとか、感じられるものはあるはずだから。そういう繊細で鋭敏な感覚を磨けたらいいなと思う。