自分の好きなことだけやって生きていけたら

いちおうまだサラリーマンだが、体調を崩し、ちかく心療内科も受診することになっている身で、めまいなどの不定愁訴の症状も改善する見通しがないなか、退職せざるを得ないんだろうなと漠然と思っている。医師に診断書を書いてもらって休職するという道もあるのだろうが、復帰できる保証はあるわけではなく、退職してすっぱりストレスの元と決別したほうが、今後の人生にとってプラスになるのではないかと考えている。

かといって新たに職を求める意欲はない。もう会社勤めはうんざりだ。もともと社会不適合者的なところがあるにもかかわらず、四半世紀近くも会社員として生活し、直近では管理職にもなれ、自分としてはもう望外のことを達成したと思っている。学歴も縁故もなく、実力と運だけでここまでやってこれたことに、我が事ながら称賛を贈りたい。

とはいえ生きていくには金を稼ぐ方策をみつけなければならない。しかも会社勤めはしたくないとなると、独立した物書きとして生きていくしかない。とはいえフリーライターとしてクライアントに営業し、彼らの望むものを書くということはしたくない。まあ頼まれて自分がやりたいと思えばやらせてもらいたいと思うかもしれないが、そもそも仕事をもらうというスタンスでは会社員と変わらないし、経済的には会社員より恵まれないぶん、意欲も低下する。

自分の書きたいものだけ書いて、それで生計が立てられれば理想的だ。そんな虫のいい、甘い話はない。でもそれを実現したい。それを実現するために努力もしてきたつもりだ。しかし具体的にどうすればいいかはいまだにわからない。創作もぼちぼち始めようと思っているが、どこに発表すればいいのか。そうこう考えていると、やはりサラリーマンを続けていくほうがいいのかなと思ったりする。

しかし、今回の病気は、人生を変えるチャンスだと思えてならない。こういうことがなければ、このブログを始める一歩も踏み出せなかっただろう。書き手として成功するために自分なりに努力を続けてきて、いまも続けているのだから、もうそろそろ、本当にやりたいことをやりなさいと、神様が導いてくれたのではないか、そんな気がしなくもない。

心療内科の診察の結果、そして症状の推移次第で今後の針路がみえてくるだろう。ただ、書き手として成長するために努力を続けることに変わりはないし、成功を夢見る生き方も変わらない。世間の価値観のために殉じる必要はないのだ。自分のやりたいことを貫き通すことも、人生のある場面では必要なのだ。そう自分を鼓舞するが、それでもなかなか覚悟が決まらない。退職届を出した後に、ようやくそういう心境になるのだろうか。ヘビーな瞬間が近づいている。

40代。語学(英仏羅希)、格闘技に興味あり。たまにウクレレを弾くが、ハワイアンは弾けない。いつかヨーロッパを3ヶ月かけて旅して回りたい。体調を崩してから禁煙し、コーヒー、甘いものを避けている。最近は鳥を観察するのが好き。バードウォッチングのコミュニティに参加したいような、したくないような。

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文章修行
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