鉢植えの植え替え

無印良品で昔購入した名を知らぬ観葉植物を、先日植え替えをした。もともとは、2重底のコップで、外側をはずして水を入れると、内側のコップについている布を伝わって水分を吸収する仕組みであった。もう数年は保有していて、何度も水をやり忘れて枯れかけたが、水をやるたびに復活する強いやつである。根っこもカップからはみ出るくらいだった。

植え替えは暖かい時期にやるべきもののようだが、あまりにも窮屈そうだったのと、別の少し大きな鉢植えの植物を枯らしてしまったので、いい機会だと思って植え替えることに決めた。

カップから名前をしらない植物を抜き出し、根っこの周りの土をはらおうとしたが、根が竜巻のようにぐるぐる巻きになっていた。土を巻き込んで硬く一体化していたので、ほぐせそうにもない。だから、もうそのまま、移し替えた。それがよかったのかどうかはわからないが、かなりほったらかしにしていても、たくましく育つやつなので、これくらい、大丈夫だろうと思って敢行した。いままでのところ、問題はなさそうである。根を張るスペースが広がったので、これからもっと大きく成長していくかもしれない。もうひと回り大きな鉢植えに植え替えするときが来るだろうか。

種によっては、植え替えのやり方によって、元気になるものもあれば、変わらないもの、そして、弱ってしまって枯れてしまうものもあるだろう。人間にも同じことが言える。環境が変わって活力を取り戻す人もいれば、なにも変わらない人、体調を崩してしまう人など、さまざまである。どの環境でもたくましく生きられたらいいと願いはするが、全員がそうなれるわけではない。年を重ねるほど、変化への対応力も低下する気もしている。

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