マッサージの誘惑

バーピーを継続して、何もケアをせずにいると、だんだんと疲労が溜まってくる。温泉に行くこともあるし、家での入浴も十分時間をかけているが、なかなか疲労が取れない。腰を含め下半身の筋肉が張っている。とくに太ももと尻の筋肉だ。

だから、近所にあるマッサージ屋に行ってみたいと思うようになった。1時間3500円の破格の店もあった。ただ、周辺はちょっと大人の店があるエリアなので、本当に健全な店なのか、ちょっと心配にもなる。

そもそも、ケアをしなければならないような、とくにマッサージなど、お金のかかるケアをしなければ続けられない運動メニューが間違っているのだ。バーピー30回を週3日やるのがしんどければ(実際は他の種目もやっているが、最も疲労が溜まるのがバーピーであるのは間違いない)、25回、20回に減らすべきなのだ。

しかし、体を強くするために、これ以上負荷を減らしたくないという思いもある。かといって、マッサージに依存するのも、抵抗がある。家電量販店でマッサージガンを買うのもアリかと思っていたが、基本的に、身一つで、旅行中でもできるエクササイズを理想としている。旅行先にマッサージ屋が都合よくあるかわからないし、マッサージガンを持っていくのも面倒だ。

そこで、堂々巡りのようだが、ストレッチの習慣化に取り組もうと思う。ストレッチは入浴と同様、疲労回復に劇的な効果は見込めないが、それは1回あたりの効果ばかりをみているからであると思う。日課にし、継続していけば、いまの運動メニューをこなしても、疲労を軽減できるかもしれない。

いまのように疲労がかなり溜まってしまうと、やはりストレッチをいくらしたところで焼け石に水なのかもしれない。だが、長期的にバーピーを続けていく上で、ストレッチの習慣化が大いなる助けになってくれることは、間違いないようだ。

一方、マッサージは、金はかかるけれど、そして疲労回復にどれだけの効果があるか不透明ではあるけれど、意義はある。なぜなら、人の体と接触することで、体は癒やされるからだ。科学的には、オキシトシンというホルモンが分泌されるらしい。マッサージも、とくに担当者が女性であれば、オキシトシンがたくさん分泌され、心身ともに満たされるのではないだろうか。そう考えれば、代金も安いといえるかもしれない。ただ、初めて行く店は、どんな人が担当なのかわからない。いい人とめぐりあえればいいけどね。

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