外食の恐怖

2日連続で一人で外食できた。昨日は中華、今日はとんかつ。

約1ヶ月前、カレー屋でオーダーを待っているときに気が遠くなるような、失神するのではないかという恐怖に襲われ、せっかくの高いエビカレーも口に運ばず、そうそうに支払いをして家に帰って以来、外で食事するのが怖くなった。一人暮らしで料理もしないので、必然的にテイクアウトばかりになる。

しかし、パニック障害の人は、曝露療法といって、苦手な場所に少しずつ慣れる訓練をして社会復帰を目指すという。自分がパニックなのかどうかは正直わからない。過呼吸や発汗がなかったし、発作がひどいときには一日続くこともあるからだ。発作なのか予期不安なのかわからないが、とにかくつらいという感覚に四六時中さいなまれることに変わりはない。

外食については、親と一緒にレストランに行ったことはある。緊張したし不安になったが、ひとりじゃないという安心感から乗り越えられた。ひとりで行くと、オーダーを待っている時間はまさに地獄である。なんというかじっとしていられなくなり、気が遠くなるような感じに襲われ、めまいがし、手も震えてくる。それでも我慢して待っていると、やがて料理が運ばれてくる。不器用に箸を扱って、口を動かし、味に集中する。ずっと気は抜けない。心臓の心配もあるから、ひっきりなしに脈がちゃんとあるかを確認せずにはいられない。そうこうしてなんとか食べ終わり、会計もできた。

とにかく最初の発作が起きたのがレストランだったから、外食時にもっとも心身が危機を感じるようである。こういう挑戦を繰り返していくうちになんともなくなるのだろうか。

40代。語学(英仏羅希)、格闘技に興味あり。たまにウクレレを弾くが、ハワイアンは弾けない。いつかヨーロッパを3ヶ月かけて旅して回りたい。体調を崩してから禁煙し、コーヒー、甘いものを避けている。最近は鳥を観察するのが好き。バードウォッチングのコミュニティに参加したいような、したくないような。

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迷走日記
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