公園を散歩していて、ウグイスやカモ、キツツキなどをみつけると、立ち止まってずっとみていたくなる。飽きない。
たったいま、ベランダの手すりに、鳥が飛来して、可愛らしく鳴いた。雀でもカラスでも鳩でもないようだ。なんの鳥かわからないが、きっとシマトネリコに誘われてやってきたのだろう。
レースカーテン越しにこっそりと様子をうかがっていたら、こちらに気づいたらしく、飛び去ってしまった。
公園では、大きなカメラを持って、バードウォッチングしている人をみかける。いままで、彼らの存在を大して気に止めていなかったが、いまは彼らの気持ちがわかる。
気ぜわしげに動く小さな生き物を目で追うだけで、楽しいのだ。まあ、糞を落とされたりすると、悪態をつくことになるけどね。こういう自然との触れ合いを通じて幸せを感じることも人生の醍醐味である。隣人の気色悪い夜中の笑い声によるストレスを少しでも鳥さんたちの存在が癒やしてくれればいいのだが。