嘘つきの目

引っ越しを決めたが、引っ越しまでの1ヶ月弱、また睡眠を妨害されたらかなわないと思い、夜中に騒音を立てる隣人に、再び文句を言った。昨夜も午前2時40分に、気味悪い笑い声を立てられ、睡眠を破られた。以降、朝方まで寝付けなかった。

てめー夜うるせーんだよ、と、やつが出かけるところを狙って文句を行ったら、すいませんの平謝り。夜中に騒音を出したら近所迷惑になるってわかんねーのかよ、何歳なんだよてめー(32歳とのこと)と文句を言いまくっていたら、相変わらず平謝り。なんか会話が成立しない。

しかし、それでも事細かにどういう騒音をやつが立てているかを説明していると、仕事が遅くて、午前1時に帰ってくる状況なので、洗濯物を大きな音を立てて干しているとのこと。まあ仕事が大変というなら、こっちも強く言えないけど、、と少しトーンダウンし、何なら同情さえ覚えた。自分ではそういう大きな音を立てているとは気づかなかったので、これからもなにかあったら、郵便受けに書物でもいれてくださいと言われたが、こちとらもう引っ越しを決めたんだからな。引越し代もやつに出してもらいたいくらいだ。

まあ夜遅くまで働いているやつを、追い込んでもかわいそうだ。そう思って、とにかくなるべく夜間の音には配慮してくれといって解放したが、考えてみれば、やつは、ふつうに夜の7、8時に帰っていることもあると思う。物音でわかる。あるいは、ベランダに漏れる明かりで。たしかに帰宅が遅い日もあるようだけどね。毎日ではない。

やつの目は、濁っていた。怒られているのにビビりながらも、早く解放されたい、という心境が読み取れた。すいませんを連発していたが、目は謝っていなかった。その場しのぎで、帰りが遅いからという理由を編み出したのだろう。とにかく、睡眠不足でめまいがする。被害を受け、結局、泣き寝入りするしかないのか。理不尽な世の中だな。一発、殴らせてくれないかな。

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