TVをもう長いことみていないが、NHKの料金は払い続けていた。2ヶ月に1回、4000円以上が口座から引き落とされている。持っているTVもポータブルの小さいやつだ。格闘技などがTV放映されるときのために持っていたが、最近は格闘技も地上波ではやらない。だからTVは一切みないのだが、それでも払い続けていたのは、解約するのは不可能という思い込みがあったからだ。
しかし、いざ解約窓口に電話してみると、解約届を1週間後くらいに送付するから、解約理由などを記入し、返送すればいいと言われた。いちおう、中古ショップにTVを売却し、レシートをもらってから電話をかけた。ネットの情報では廃棄証明は必要ないとのことだったが、電話口の女性はレシートをコピーして同封しろと言ってきた。コピー代はこっち負担かよと思いながらも渋々承諾した。
NHK料金は月2000円ポッチの出費だが、それでも、TVをまったくみていないのに払い続けるのは、おかしなことである。一時期はガラケーしか受信機がなく、そのガラケーでもTVはみていなかった。TVは時間泥棒で、生活から排除すると時間が生まれ、人生が豊かになるという考え方に共鳴していたから。でも、今はTV以上にスマホに依存してしまっている。
能登半島地震の発生した元日、NHKの女子アナウンサーが強い口調で津波からの避難を呼びかけていたのが話題になっていた。実家のテレビでそれをみていたとき、アナウンサーからは命を優先するという強い決意が感じられた。局としても、非常時にはあのように人命優先で呼びかけるよう取り決めてあったのだろう。正直、感動した。だから、自分の家ではTVはまったくみていなかったけど、NHK代を払っていたことは、悪くはなかったのかなと思えた。
それでも、慈善活動できるほど余裕はないし、やはり、利用していないサービスの料金を払うのは、おかしい。ほかにも家計の無駄をみつけたら、見直すようにしよう。