老後資金を確保するために、安定した生活を送るために、投資が必要なのだという。高齢者が増えて社会保障費が増加し、増税もされて、かつ給料は上がらないという状況では、誰だって不安になるし、対抗策を求めたくなる。
そんなわけで、You Tubeでそういう関係の動画をみたりする。多くの人がすすめるのが、インデックス投資というものだ。株式の個別銘柄ではなく、全米とか、全世界とかの株をひっくるめたものであるらしい。すぐに大きな利益は見込めないが、世界経済が少しずつ、波はありながらも長期的には成長していくという前提に立って、投資利益も少しずつ増えていく、というものらしいが、よくのみこめない。かといって、何もしないでいると、貧窮するかもしれないという不安が募る。
大金を投資して、経済が悪化して損が出たら、どうなるのだろう。元本がなくなるとか、よく言うが、経済が戻るのを待って持ち続ければいいのだろうか?そもそも、利益が出たら、現金に変えるのがいいのか、その利益を投資にさらに回して複利効果を生むのがいいのか、よくわからない。すぐに現金化できるものなのだろうか?いろいろ勉強が必要である。
しかし、昨今の投資ブームに、懐疑的な自分もいる。なにか大きな落とし穴が待っているような気がしなくもない。それに利益も税金が課せられるのだろうし、暴落の心配や不安に苛まれながら生活するのもしんどいかもしれない。今できることは、情報収集をして、自分なりにしっかり理解することだ。そうして納得してから、始めたいなら始めればいいが、単に世の中のムードにそそのかされて、わけも分からずに投資することだけは控えよう。