排ガスの味がする気がする

交通量の多い大きな道路が近くにある。ベランダの外側の取手には、煤だか塵だかがびっしりこびりついている。口のなかは、ザラザラした感じがある。

大きな公園が近くにある物件に引っ越そうと思っている。先日、内見してきた。部屋のつくりは今のところより古く狭かったが、空気は少なくともふつうだった。大きな公園の樹木が周辺地域の空気も浄化してくれているのだろうか。大きな道路が近くにないわけではないが、物件からはそれなりに離れているので、影響は少ないのだろうと思った。

今年の春、病気をして、以来、従来の生活から大幅に行動範囲がせばまった。理由はまだよくわからないが、精神的なものもあるのだろう。だが、今住んでいる部屋の周辺を含めた環境が、知らず知らずのうちに心身を蝕んでいたのだとしたら、引っ越しをすることは賢明な選択ということになる。一方、まだ体調が万全でない状態で、環境を変えることは、ストレスとなることは疑いない。その変化に心身がついていけるだろうか、もっと悪化するのではという心配もある。

それでも、気にし過ぎなのかもしれないが、排ガスを常に感じる環境というのは、体にとって、長期的にはよくないことも、また確かであろう。世の中の自動車がみんなEVになってくれたら、いまの家でも全然問題ないのだけどね。

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