今日も元気だめまいがすごい

タバコはやめたが、吸っている時はうまいと感じれば、それが体調の良さのバロメーターになっていた。誰がいったか、なにかの標語か、「今日も元気だタバコがうまい」というやつだ。だが今の私は病気をきっかけに禁煙している。そのかわり、めまいが常態化している。

今朝は1時間くらい散歩した。お気に入りのパン屋まで30分近くかけて歩いていき、また帰ってきた。その間、ひどくめまいがした。めまいを感じながら、ぐいぐいと歩いていった。体調を崩してすぐの頃は、心臓が悪いと言われていたので、めまいを感じたらすぐにしゃがむようにしていた。結局心臓は取り立てて言うほどの問題はないと診断されたので、めまいは精神的なものだと思うようになったから、いまは症状が出ても気にしないようにしている。

ただ、階段を昇るときは、めまいがいっそう強くなるようだ。息も切れるので、やはり心臓に異常があるのではと心配になる。かといって自分にできることはないので、気にしないようにするしかない。階段がきつく感じるのは、しばらく昇っていなかったからだろう。習慣的に続けていけば、そのうちなんともならなくなるはずだ。もしずっと異変が続くようなら、夏にまた不整脈専門医を受診する予定なので、その時に相談すればいい。

とにかく、めまいを感じることが元気であるわけがない。真逆である。タイトルを書いたのは、強がりだ。でも私が抱えるメンタル疾患は、症状に負けずに苦手な場面、場所にどんどん自分を曝露していくことが治療になる。だから、めまいよどんと来いという気持ちを持つことは、あながち間違っていない。とにかく、身体症状が出るから厄介だ。単に気分が落ちこんでやる気が出ないというのであれば、恐るに足らない。だが、めまいや息切れなどの異変が身体に起こると、どこか悪いんじゃないか、死ぬんじゃないかという恐怖に襲われる。それが扁桃体の暴走によるものと頭で理解はしていても、いざその症状が強く出ると、なかなか冷静ではいられなくなる。

それでも、症状にびびっていていは何もできない。勇猛果敢に症状にぶつかっていく気概が必要だ。だから自分に言い聞かせよう、今日も元気だめまいがすごい!

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