ストレスからなのか、つい口寂しくなって常になにかを食べたくなる。甘いものはドライフルーツだけにし、スナック菓子にはある程度目をつぶっているが、そもそも間食は控えたほうがいいようだ。
食事をこわけにしたほうが健康的という意見もあるようで、とくに筋肉量を増やしたい人にとっては一度の食事におけるタンパク質の吸収量に限界があるため、4、5回にわけて摂取するのが推奨されているようでもある。
ただ、いつも食べているばかりだと胃腸が休まる暇がない。お腹がぐーっと鳴るくらい空腹にすることで、胃腸内が元気になり、長寿遺伝子というものも活性化するらしい。消化にエネルギーを使わなくていいぶん、頭の働きがよくなったり、気分が向上するらしい。消化のために血液が胃腸に集まり、脳や他の臓器への血流が低下するのを回避できるからなのだろう。
虫歯を防ぐ上でも、飲食の回数は減らしたほうがいいらしい。食事をすると口腔内は酸性に傾き、これが歯を侵食して虫歯ができやすいそうだ。逆に言えば飲食の回数を減らせば虫歯のリスクを下げられるようなので、やはり間食は避けるに越したことはなさそうだ。スナック菓子などを買わないようにすれば節約にもなる。
そう思ってからだいぶ経つが、間食断ちを定着するのは言うほど簡単ではない。空腹になりすぎると、低血糖になって、むしろ気分が悪くなるのではないかという不安も出てくる。何事も程度が大切であるが、少なくとも1日3食を心がけていれば、間食をとらなくても糖尿病でもなければ危険な状態には陥るまい。格闘家が試合に向けて減量すると、食事のありがたみが増すというし、あえて不便を作り出すことで喜びを生み出せるのかもしれない。