若い頃から、社会不適合者だと思っていた。実際、そうである。でも、サラリーマン以外の方法では、収入を得ることができないから、サラリーマンをしてきた。でも、常に、組織のなかで人と接することが苦痛で、早く脱サラしたいと思っていた。
書くことを一生の仕事と決めたのは、そういう理由もある。若い頃は、偉大な作家になるんだと意気込んでいた。年が経つにつれ、現実を思い知らされ、才能がないことに落胆するが、文章力を高める努力だけは続けてきた。25年経っても、まだサラリーマンのままだ。それが答えなのだろうか。
もう、これ以上会社勤めを続けることはできない。今までも、何度か限界を超えてきたのだけど、昨年は体調を崩したし、今も、もう精神的には限界である。ただ、親を心配させたくないから、踏みとどまっているようなものだ。少なくとも、家賃の低い家に引っ越して生活費を下げ、収入が途絶える状況に備えなければならない。
だから、もう少しだけ、踏ん張ろう。でも、もう無理かな。会社でもジムでも学校でも、何なら道を歩いていても、どうしてこう軽んじられるのだろうか。毎時毎分、自分の存在感の低さを突きつけられているようなものである。ただただ、つらい。尊敬されたいとは思わないけど、ふつうの人と同じように扱ってほしい。
相当、メンタルが病んでいる。こんなになるまで、耐える必要あるのだろうか。親を心配させないがために自分を壊すことが、正しいことなのかどうかもわからない。幸い、多少の蓄えはあるので、いったん仕事をやめ、のんびり過ごして、次の人生の展開を考えればいいんじゃないかな。無理すると、また体調がおかしくなるから。