運動がメンタルに良いということもあり、毎日よく歩くようにしている。そうすると、足腰を中心に筋肉が酷使され、疲弊し、硬くなる。たくさん運動するほどに、心理的に満足するせいか、あるいは疲れてやる気がなくなるせいか、ケアを怠りがちになる。運動によって血行が改善されることにより、疲労がたまらないイメージもある。
しかし、実際に1時間くらい歩いた後は、筋肉が張っている。筋肉が硬いということは血流が停滞しているということだろうから、そこを押し通そうと、心臓もがんばることになる。そうすると息苦しさにつながったり、あるいは他の臓器に血液が不足する事態も招くかもしれない。そこまで深刻に考えなくても、筋肉の強張りは不快感につながると思う。
だから、ストレッチが重要になる。過去の経験上、ストレッチをしたところで疲労回復には焼け石に水という認識がある。ただ、それは筋トレをハードにやり込んだときのことで、そういう類のトレーニングの疲労にもストレッチはなにがしかの効果はあると思うが、たんに自分のキャパを超えたオーバーワークになるから、ストレッチの効果もないように感じるだけで、そもそもトレーニング強度の設定を間違えている。そういうハードな運動でなく、ウォーキングのようなライトな運動の場合は、ストレッチはかなり有効なんじゃないかと思う。ウォーキングも負荷は軽いとはいえ、何千回も同じ動作を繰り返すわけで、関連する足腰の筋肉はそれなりの負荷がかかることになる。そこをストレッチしてほぐすことで、また次の日から元気よく歩けるようになる。少なくとも身体の強張りが取り除かれれば、気分も軽くなる。実際、パニックや自律神経失調症にはストレッチが有効と主張する人も多い。
毎朝、猫背改善のためにブリッジをしているから、その流れで一通りのストレッチをするようにしよう。この習慣によって疲れがたまりにくくなるなら、もっとハードな運動にも挑戦できるようになり、身体を格好良く変えていけることにもつながるだろう。