肉が食べたくなって、久しぶりにいきなりステーキを訪問した。一時に比べ、混雑していないので、入りやすい。そして、ワイルドステーキの300グラムを食べたら、この味はこの店ならではだな、と思った。
肉質なのか、ステーキソースなのか、いきなりステーキでしか味わえない味である。新興のチェーン店として全国展開をもの凄いスピードで進め、その後、とんと話題を聞かなくなったが、しぶとく生き残っている。そしてブーム時にさんざん通った身としては、すでにいきなりステーキの味が、思い出の味になっているということを発見したわけだ。
高くはないが、安くもない値段設定も、ブームが去ったいま、客を選別しているのだろう。まあそのほうが落ち着いて食事ができるので助かるが、これは店舗の立地によって状況が異なるかもしれない。
気軽にステーキを食べられるという意味では、貴重な店であるが、それ以上に、その味によってファンにさせられてしまったようである。タンパク質を摂取したいというときには、うってつけの店である。今度はワイルドステーキの450グラムに挑戦してみよう。