コロナ禍以降、ふだん家で仕事することが多いので、たまに電車に乗って遠くに外出すると、異様に疲れる。とくに電車で座れずに立っている時間が長いと、そうだ。電車の揺れに対してバランスを取ろうと無意識にいろいろな体の筋肉を使っているのだろう。PCの入ったカバンを背負って展示会場などを歩き回るのも意外に疲れる。
毎朝数十分散歩しているし定期的に筋トレもしているが、カバンを背負って外で動き続ける、立ち続ける体力は、別物のようである。しかし考えてみれば、コロナ禍の前はそうやって通勤したり移動していたわけで、それがなくなれば運動量が減るのは当然である。疲れやすくなったり太ったのは、単純に加齢だけが原因ではないようだ。
とくに電車で立ち続けるのは、なかなかの重労働である。上述の通りバランスを取らないといけないから、陸地で立っているとき以上の負荷がかかる。逆に言えば、いいトレーニングである。定期的に電車で一定時間立つ訓練をするのも、足腰強化にいいかもしれない。個人的には慣れていないせいもあるのだろうが、長い階段を昇るよりも、電車で長時間立ち続けるほうがしんどい。
