寒くなってきたし、連日の仕事や勉強で疲れているし、温泉にでもゆっくり浸かりたい。温泉成分が右手の怪我も癒やしてくれるんじゃないかと思う。でも、なかなか足が向けられない。
理由は、行った先で体調がおかしくなったら困るからである。おかしくなるだけならいいが、また失神でもして身体を傷つけたくはない。その恐怖があるので、ちょっと無理だ。かつては温冷浴を楽しんでいたものだ。限界まで温泉に浸かり、すぐ水風呂に入って、震えが来るまで我慢する。そうして、一休み、つまり外気浴をしてから、また温泉に入る。サウナでも同じ要領でやっていた。
当時から、頭がくらくらして気分が悪くなることはあった。おそらく、疲れきっていて、自律神経も弱っていたから、急激な温度変化に体がついていけなかったのだろう。いまも体調は万全ではないから、同じような、あるいはもっとひどい症状が出る可能性もある。まあ、冷水浴をしなければいいだけなのかもしれないけどね。
ちょっとだけ浸かるくらいの気分で、挑戦してみてもいい。いつまでもビビっていては、行動範囲は広がらない。こんな調子だと、海外旅行なんて夢のまた夢だぞ。とはいえ、まだ時期尚早じゃないかという気もするんだよな。行った先で、やっぱり来なきゃよかったと後悔しても遅いから。悩ましいな、本当に。