できることをやるしかない

時間は有限だ。自由時間がないわけではない。なければ生み出せば良い。その自由時間をどう使うか。将来の心配が尽きないが、動画をダラダラみて過ごしていれば、どんな未来になるかは容易に想像がつく。

自分の可能性を信じて、成功するかどうかわからないにせよ、有益な営みに時間を割くべきである。とくに読書が大切だ。

文章で食べていきたいという思いがある。読まなければ書けないと言われるが、それは、読書を通じて書く脳が鍛えられるのだと思う。文章に限らず、読書は脳を活性化し、論理的思考力や創造力も養ってくれる。かつ、ストレス解消効果もあるので、メンタルの安定にも役立つ。そんなに素晴らしい読書よりも、動画視聴に流れてしまうのは、愚かなようではあるものの、なかなか止めることができない。

いまは外国語の本しか読まない。10年以上前から、日本語で読書しなくなった。するなら、英語か仏語である。この数年で仏語の本を読む習慣ができた。つまり、読書をすればするほど、上記のメリットを得られることに加え、語学力も向上するのである。仏語に関しては、精読しようと思うと、たびたび辞書を引かなければならないが、それも勉強であり、上達に必要なプロセスである。だらだら動画をみるより何倍も有益だ。

かといって、動画は悪いことばかりではない。自炊、節約、そして語学など、動画から得ている有益な情報も非常に多い。それでも、読書は大切であると感じる。読書には、読書にしかない効能があると思う。なかでも、精神の癒し効果が強いのだろう。実際、読書のストレス解消効果は科学的に証明されているらしい。実感としても、読書している時間は特別なものであると感じるし、まとまった時間を読書に費やした後は、充実感やある種のカタルシスも得られる。

時間は有限だ。どう過ごすかは個人の自由だが、自ら選択していないものに時間を奪われ続けることの危険さに、いい加減きづくべきである。

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