可能性はゼロではない

ああなりたい、こうなりたいと漠然と考えるとき、その実現可能性に思いをいたすことは、考えてみればあまりなかった。金持ちになりたい、成功したい、可愛い女性と付き合いたいなど、いろいろ願望が心に湧いてくる。それらを求める気持ちは本物であるが、しかし達成できるかどうかの視点が欠けていた。

結論から言えば、可能性は低いかもしれないが、可能性はゼロではない。0・1%であれば、実現の可能性は残されているということだ。このように実現可能性を考えると、単なる願望も、少しは現実味が出てきて、ではその少ない可能性を実現するために、何をすればいいのだろうか、と考えるようになる。そういうプロセスを経て、目的がさらにクリアになることもあるだろう。

なぜ今まで、実現可能性という視点がなかったのだろう。考えてみると、不思議である。ただ、ああなりたい、こうしたい、ということを考えるだけだった。たとえば欧州に旅行に行くと決めているけれども、その実現可能性は100%のうち、何%だろうとは考えなかった。ふつう考えないかな。今だと、ロシアーウクライナの問題に加え、イスラエルーパレスチナの戦争もあるから、世界大戦に発展するかもしれない。そうなると、欧州旅行どころではなくなるが、そもそも世界大戦は発生確率は何%なのだろう?

別に小数点以下まで求めなくてもいい。1の位すらいらない。ざっくり、10の位がわかればいい。それも、50%も60%もあまり変わらない。自分が70歳まで生きられる確率は?2025年には自営業者として自活できる確率は?結婚する確率は?まあ、これらの数字を出したところで、信憑性には疑問符がつくけどね。外部環境をすべて網羅し、実現可能性を計算することすら、どうやればいいかわからないしね。統計データも利用しなければならないだろう。そういうことを人工知能(AI)が割り出してくれたら面白いけどね。

とにかく、本欄で言いたいことは、やりたいことがあるなら、そしてその実現可能性がゼロではないのなら、やればいいということだ。人から馬鹿にされようと、自分を信じて突き進めばいい。

40代。語学(英仏羅希)、格闘技に興味あり。たまにウクレレを弾くが、ハワイアンは弾けない。いつかヨーロッパを3ヶ月かけて旅して回りたい。体調を崩してから禁煙し、コーヒー、甘いものを避けている。最近は鳥を観察するのが好き。バードウォッチングのコミュニティに参加したいような、したくないような。

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迷走日記
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