今年もだんだんと年末が近づいてくるな。2023年という年は自分にとって、ある意味で重要な年だった。病気をして、いろいろ考え方も、生活習慣も変わった。自分の健康への自信は低下したが、禁煙できたし、トータルではプラスなのかなとも思う。ただ、死を意識するようになったことは確かである。自分だけのでなく、親のだったり、さらには人類全体だったり。有名人が年を取って、若い頃の面影がないくらいやつれているのをみると、人間も生物であり、寿命があるのだと思い知らされる。
古代エジプトの王たちがミイラとなって永遠に生きようとしたりする気持ちもわかる。不老不死の薬があると聞けば何千里も越えて手に入れようとする気持ちもわかる。しかし、どの人間にも平等に死は訪れる。どんな成功者にも偉人にも、どんな貧乏人や犯罪者にも。どんな美しい女性も年を取ればおばあさんになる。不思議といえば不思議だ。そして、三途の川を誰もが渡る。例外はない。この自分自身もいつか朽ち果てる。その様が苦痛に満ちたものになるのか、安らぎに満ちたものになるのかはわからない。どうせなら、認知症とかになって、自分ではわけがわからなくなった状態で死にたい。そうすれば恐怖はないだろうから。痛みは感じるのかな、それでも。とにかく怖い。どうして他の人たちは平気なんだろうと思う。
2024年は、どんな年になるだろう。中東情勢が緊迫してきた。これに乗じて野心を持った国々が変な行動を起こさないことを祈る。もうやめようよ、戦争なんて。どんだけ愚かなんだよ。2025年には会社を辞め、欧州やアジアなどを旅行して回るつもりだが、世界大戦に発展したら、それどころじゃなくなる。自分が徴兵される立場に置かれるかもしれない。そうなったら、死よりも恐ろしい経験をすることになるだろう。
一年の終わりが近づくにつれ、平和を祈らなければならないなんて。