先週のスクリーンタイムは平均9時間だった。信じられないくらい、長い。9時間あれば、相当のことができる。というか、廃人並の時間の過ごし方である。といっても、語学関連の動画をみていることも多いし、ライフハックも好きでよく見ている。つまり、すべてが無駄な時間というわけではない。それでも、ちょっと異常である。依存症的である。この時間を読書など、もっと生産的な活動に置き換えられたら、自己成長もスピードアップできるだろう。
そういうことは前からわかっていたが、しかしスマホの誘惑を断ち切ることは難しい。というわけで今回、電源を切るという方法を試してみる。使わないときは電源をOFFにする。こうすると、いちいち立ち上げるのが面倒だし、そもそも電源がOFFになっている事実が、スマホ断ちをしたいと願う気持ちを助けてくれるような気がする。実際、昨夜から試したが、スマホをみたい誘惑にたびたび駆られながらも、読書をすることができたし、早寝もできた。これならうまくいきそうだという手応えがある。
とはいいつつ、自分に言い訳をして、またスマホ三昧になる可能性は排除できない。以前からダウンタイムを設定していたが、自分で解除し、またスマホを見続けてしまっていた。だから電源を切ったとしても、また電源を入れればいいわけで、結局何も変わらないかもしれない。
緊急連絡が必要なときに電源が切れていても困るという思いがある。親になにかあったとき、すぐに対応できないのではないかとか、自分自身が発作でぶっ倒れたときに、すぐ助けを呼ぶことができないで、命を落とすのではという心配が出てくる。まあでも考えてみれば、かつてそういうことが起こった試しはないわけでね。起こる可能性はもちろんあるんだけど、その一瞬のためだけに、他の膨大な時間を無為に過ごす、つまりスマホの誘惑に曝され、組み伏せられることを受け入れるのはナンセンスだとも思う。
極端なスマホ立ちの方法としては、鍵のついた箱に入れるというものもあるらしい。それほどまでにスマホの依存性は高い。スティーブ・ジョブスは、こうした負の面を予測していたのだろうか。