過剰な運動が体調不良を招いている一因との仮説を立てている。スポーツの世界ではオーバートレーニング症候群と言われるものだ。アスリートの疾患を一般人に当てはめるのは不自然かもしれないが、疲労に疲労を上塗りしていけば、可能性は出てくると思う。
とにかくエネルギーがあるだけすべて使い切ってしまおうとする性格がよくない。運動のやりすぎを防ぐため、最近は朝の起床時に疲労感があり、熟睡感がなければ散歩以外の運動はしないと決めた。しかし散歩も速歩きをするとそれなりの負荷となり、回復のために静養が必要な状況においては過剰となる。だからそんなときは散歩も控えるべきだと思っている。
こうして余剰エネルギーを貯金することを自分に習得させていきたい。朝の目覚めがよくても、あえてエネルギーを使わず温存する日があってもいい。
一方、メンタル疾患の克服には運動、とくに有酸素運動が有効と言われる。だからなるべく歩いたり走ったりしたい。絶好調ではないからといって運動を制限したら、メンタルの回復も遠のくのではないか。症状が進行して、深刻なうつ状態に陥ったらどうしよう。そう考えると、運動をするしないの判断は非常に難しくなる。
ただ、疲労が重なり慢性化すると、正常な判断すらできなくなる可能性がある。疲労しているのが当たり前になると、元気でフレッシュな状態を忘れてしまう。いまは後者の状態を思い出すことが優先であり、その状態を基準にして運動プログラムを組んでいくべきなのだろう。
とにかく自分の身体の声をよく聞くということである。毎朝、ベッドの中で自分の身体に問いかけるのだ。疲れはないか、傷んでいる部位はないか。そして問題があれば、一番の薬は休養だから、無理に運動しなくていいし、そのことに罪悪感や不安を感じる必要もない。辛抱強く、自分との対話を続けていけば、いつか慢性疲労の状態から抜け出せるだろう。