前に転倒したときに痛めた右手首がまだ感知しない。8月のことだったから、もう4ヶ月も経つ。日常生活は問題ないが、腕立て伏せなど、手首に体重をかける動作をするとまだ痛む。もう一生治らないのではないかという絶望感も覚える。
温泉には、怪我への効果もあると言う。パニック障害を発症する前は毎週のように温泉のあるスーパー銭湯に行っていたが、もう半年以上行っていない。行った先で気分が悪くなったらどうしようという考えが先に立つからだ。しかし右手首の怪我もこのままでは埒が明かないし、いつまでも行動範囲が狭い生活を送るわけにもいかないので、勇気を出して温泉に行くべきだという考えが醸成されつつある。
前によく温泉に行っていたときは、温冷浴をしていた。運動による筋疲労を回復させるのが目的だった。だが、期待していたほどの効果は得られなかったと思う。結局、回復には時間が必要なのだ。しかし、今回の手首のような、怪我の回復については、どれくらい効果があるのだろうか。それを確かめるためにも、温泉に行きたい。気持ち悪くなったらすぐしゃがめばいい、と呪文のように自分に言い聞かせながら、とりあえず行くだけ行ってみようか。