再発するものと思って過ごす

フランス語の学校にも通えるまでに回復した。授業に参加するまでは症状や発作が出たらどうしようかと思っていたが、いざ教室に入ってしまえば何の問題もなかった。電車に乗ってラーメンを食べて帰ってきたり、人気の焼肉店に行けたりと、日常が戻りつつある。

もともと発作もパニックというのとはちょっと違っていた。気が遠くなるような、死にそうな感じに襲われはしたが、過呼吸になりはしなかったし、よく言われるパニック発作は30分〜1時間で収まるのに対し、1日以上症状が続いていた。歯医者には早い段階で行けたし、散髪も問題なかった。ただ、最初の発作が起きた飲食店に行くと緊張で頭がおかしくなりそうだったが、それも通い続けるうちに段々と大丈夫になっていった。

いまではめまいが出ても気にしない。身体を横耐えたときに出る不随意運動だけがうっとうしい。これがなおるのかどうかはわからない。歯の神経の治療が影響しているような気がするが、因果関係はわからないし、今後もわかることはないのだろう。ただ、最初の発作が起きるちょっと前に歯痛で悩んでいた。数年前に別の歯の強烈な痛みで迷走神経反射による失神をしたときの記憶が蘇ったりもしていた。今回の最初の発作で同じような感覚に襲われたわけだが、そう考えると歯の治療との関連性が疑わしくなってくる。

それも時間が経てば薄らいでくれるといいのだが。ちなみに歯科医院で治療を受けるときも身体を横たえるわけだが、そのときはあまり不随意運動は出ない。一人で部屋にいるときに出やすいので、孤独感も影響しているのかもしれない。

とにかくだいぶ回復し、症状や発作の心配をする時間も減ってきた。ただパニック障害経験者の動画などをみていると、再発を繰り返しながら良くなっていくようなので、油断しているとまた発作が起きて、それがトラウマとなって行動範囲が再び狭くなる時期を迎えるのかもしれない。そうなったときのショックを減らすために、また発作が来るものと思って過ごそうと思う。ただ、発作の恐怖を忘れて過ごすことも大事だろうから、とにかく健康、とくに睡眠に留意しながら、できることをやっていこう。

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