自分が重度ではないにしろメンタル疾患を抱えていることを忘れることが増えてきた。それ自体はいいことなのだが、あれもこれもと、どんどんやることが増えてくる。仕事もそれなりに再開している上、夜はジムで格闘技か、カフェで古典語クラスの宿題をするか、フランス語の授業に参加する。土曜は古典語の授業があるし、今後体調がもっと上向いたらジムに行きたい。そして夜は前より減らしたとはいえ週5でオンライン英会話をやっている。もうほぼ、この生活に戻りつつあるが、一方で疲れも出てきた。
いつも土曜日にどっと疲れが出る。平日は仕事もするし無意識に緊張しているのだろう。その糸が土曜にぷつりと切れて、隠れていた疲労が噴出するような感じである。だが、これはもちろんいい状態ではない。パニック発作の出る前は、ずっとこんな感じだったから、それがまた再現されようとしているということは、再び発作が起こる可能性が高まってくるということでもある。
夜、寝る前の2時間をリラックスして過ごすことで睡眠の質を上げれば、その日の疲労はその日のうちに解消できるだろう。そもそも、そういう生活を送っていれば、そうそうメンタル疾患にもならないのだという。タバコもコーヒーもやめて睡眠の質は体調を崩す前に比べて上向いているが、どうしても寝る直前までスマホをみてしまう。ディスプレイから発せられるブルーライトの影響で眠りの質が下がり、目覚めが悪くなったり疲労が抜けなかったりするのだろう。
スクリーンタイムを制限する機能はまったく意味をなさない。そういう通知が出ても解除して画面をみ続けてしまう。今回はダウンタイムを設定してみた。23時以降はアプリの使用を制限するものだが、これも簡単に解除できるだろうから、どこまで実効性があるかは疑問である。
スマホの代わりに本を手にし、眠りに落ちるまで読書するのが理想の夜の過ごし方だが、それがなかなかできない。だが、睡眠を改善しない限り人生も改善しない。少なくともメンタル疾患は改善しない。それだけ重要な睡眠であるのに、それを妨げる夜のスマホをやめるのは簡単ではない。夜は意志の力も弱まるので、自分ではどうしようもできないところがある。ダウンタイムの設定が早寝に寄与してくれるといいのだが。