運動だけでは痩せられないということを、ようやく理解した。食事管理にいよいよ手をつけるときがきた。しかしいきなり厳しいことをやっても続くわけがない。だから、外食時にはご飯や麺類の大盛りを頼まないことから始める。
飲食店によるが、大盛りがサービスになっているところも少なくない。多いほうがお得だという感覚がまだあるので、あるいは貧乏性なので、大盛りが無料であれば、大抵はそちらを選択する。
ただ、人間の体は、考えているよりも少ない食事量で、たくさん動けるようにできているようだ。狩猟採集時代から人間の体は変わっていないらしいが、その昔、人は十分な食事ができているわけではなかった。むしろ常に腹をすかしながら、狩りや採集をしていた。つまり、燃費のいい体をしていたのだ。
現代は、空腹を感じなくても食事をする。当然、エネルギー過剰となる。使わないエネルギーは脂肪として蓄えられ、体内で炎症を引き起こすとのこと。また、年齢を重ねるにつれ、代謝も落ちていく。だからこそ、食べすぎには気をつけなければならない。
お腹を触ると、脂肪の大きな塊の存在感がすごい。これを少しずつ減らすためにも、大盛りを禁止しよう。スナック菓子も、もう食べないようにする。しばらくは空腹に悩まされるかもしれないが、大盛りにしなければ、なんでも好きなものを食べていいので、それほどストレスにはならないはずだ。むしろ胃腸の消化の負担が軽減され、心身は快適になる可能性もある。