古典語の勉強がなければ、人生は楽になる、しかし、まったく古典語をやらない日が続くと恋しくなる。昨日は結局、カエサルの「ガリア戦記」の対訳本(英語)を読み始めた。学校の課題をやるのと同じやり方をした。ラテン語のテキストをノートに書き写して、一語一語、辞書で意味と形(性数格)を調べて、訳を参照しながら読んでいく。
ガリア戦記を読むのは今回が初めて。それをラテン語の原文で読もうというのだから、我ながら成長したものである。もちろんスラスラ読めない。半ページ読むだけでも数時間はかかる。だから普通の読書とは違う。翻訳みたいな作業である。いまのところ、動詞は直説法現在形だけだから簡単である。これがガリア戦記がラテン語初心者に適したテキストといわれる所以なのかもしれない。でも関係代名詞が出てくると、途端に混乱してしまうけど。対訳をガイドに、どうにかこうにか読んでいきたいと思う。
ギリシャ語は初級文法を終えただけなので、講読のクラスに進みたいと思っている。でも、体調も優れないし、フランス語の勉強も続けるから、正直、ギリシャ後は迷っている。ラテン語との共通点もあることがわかったし、ギリシャ語はもういいかなと思う一方で、講読をしなければ本当には身につかないと思うし、学校に行けば何かしら得るものもあるだろうし、とりあえず申し込みだけすればいいんじゃないかな。ラテン語はもう学校での学習はせず、マイペースにガリア戦記を読んでいくだけなので、気は楽である。
とにかく、ギリシャ語もやっと1年経っただけである。独習に入るにはまだ早い。学校であと1、2年は勉強し、ある程度コツを掴むまでは頑張ったほうがいいんじゃないかなと思う。独習できるまでにレベルが上がれば、また違った風景がみえてくるのではないか。