継続のためには習慣化

何事も、成果が出るまでには時間がかかる。成果が出るまでの時期に努力を続けられるかが勝負の分かれ目だ。モチベーションに頼ると、成果が出ない時期が続くと心が折れる。だから、努力を習慣化したほうがいい。成果を期待するのはもちろんだが、それよりもまず、毎日少しでもいいから続ける。それを徹底し、何も考えなくても自動的にその努力をするようにできれば、あとは成果が出るまでじっくり待てばいい。

フランス語の勉強については、読書と学校、個人教師とのレッスンが中心だった。しかし読書は自分の身の丈以上の世界史を選んだために、毎日読むことが難しくなった。個人教師とのレッスンは、病気をしてからストップしてしまっている。再開したいけれども、レッスン場はカフェで、途中で気分が悪くなったらどうしようと考えると、なかなかレッスン再開をお願いしにくい。学校は今は休みの期間である。だから、仏語に触れる機会が激減してしまった。こうなると当然、力は落ちていく。せっかく覚えた文法知識も、忘れてしまう。

いまできることは、読書量を増やすことだ。もっとやさしい、ほとんど内容が理解できるレベルの本をチョイスすべきだろう。アゴタ・クリストフの「悪童日記」は適当な教本になる。もう4回くらい読み直した。筋が終えるから読書を楽しみつつ、仏語を読めているという事実に興奮する。もう1段上のレベルの本に移ろうと思って歴史書を手に取ったが、飛躍しすぎたようである。カミュの「異邦人」、ゾラの「居酒屋」、デュマの「モンテ・クリスト伯」も手元にあるから、それらを読むのもいいだろう。いずれにせよ、仏語にふれる機会を意識的に増やさない限り、いつまで経っても片言でしかしゃべれない。再来年にはフランスに旅行に行くつもりだから、できるだけレベルを上げておきたい。

タイトルとURLをコピーしました