投資の含み益は不思議な感じ

NISAでインデックス投資を始めてから、最初にいきなり元本割れしたかと思えば、今は含み益が出ている。何もしていないのに、勝手に利益が出ているのは、不思議な感じである。これが、お金が働くということなのだ。資本主義である。これまでに、なかった視点である。

もちろん、暴落のリスクもある。いまはいろいろな人がバブルと言っていて、そういう警鐘を鳴らしているのか、再生数を稼ぎたいからセンセーショナルな言い方をしているのか、もうバブルが弾けるかのうようにも思える。そして、実際にそういう暴落は起こりうる。それでも、狼狽売りせずに、ホールドし続けることが、長期インデックス投資の基本戦略らしい。

だから、余剰資金でやることが重要なのだ。持ち金全部を突っ込んで、もし暴落したら、目も当てられない。実際に暴落しなくても、暴落したら、と考えるだけで、かなりのストレスになる。暴落しても、まだ十分に現金があるから大丈夫、と思える程度にとどめておくのが、精神衛生にはいいようだ。もっとも、相場が上がっているときに、現金を銀行口座で遊ばせているのは機会損失になるという、スケベ心も出てくる。難しいものである。

NISAは非課税なので、もうかったぶんだけ、自分のものにできる。少なくとも、今は。将来、ルールが改定されるかもしれない。それに、儲かってもすぐ引き出していたら、大きな資産を築くことが難しくなる。元本が大きいほど、上昇相場で得られる利益も大きくなるからである。

なんというか、投資は人間力が試される。欲望と自制である。あまり入れ込みすぎては危険だが、しかし、リスクを取れる人間が、リスクを取れない人間から奪うのが資本主義社会らしいから、少しはリスクを取って、投資をすることも、悪くはない。それに、投資活動を通じ、世界を違った視点から眺めることができるようにもなる。ま、まだ始めて1週間なので、今後どうなるかはわからない。理想は、もう投資したお金はもともとなかったものとして、忘れてしまうのがいいのだろうが、そう簡単にはいかない。

40代。語学(英仏)をマイペースで勉強(主に読書)していて、たまにウクレレを弾く。バーピーなど自宅でできる自重トレを習慣化している。

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