昨年海外出張時に風をひき、帰国後も1、2週間は症状に悩まされていた。11月のことである。そしていままた、年明けすぐに風邪を引き、もう2週間になろうとしている。
原因の一つには、過度な運動があるだろう。バービーにとどまらず、ケトルベルを購入して、とにかく体に負荷をかけようとしてきた。強くなるためである。痩せるためである。だが結果は、免疫力が低下して風邪を引き、長期間、トレーニングはおろか、日常の動作さえ制限される羽目となった。これまでのトレーニング効果が帳消しになるばかりでなく、もっと衰えてしまうのだ。
それにしても、風邪を引き過ぎである。やはり会社と親のストレスが心身を蝕んでいるのだろう。会社ではマウントばかり取られ、新人からもなめられる始末。親にも金づるとしかみられていない。自己肯定感はもともと低かった。
とくに父親の軽んじ方がすごい。まあいい。親は選べない。ただ、偉そうなことを言うなら、自分の面倒くらい自分でみろよ。そう言いたいだけである。
自分の境遇を客観視すると、自分が可哀想になるので、しない。これには不都合、非効率がつきまとうが、惨めな自分を直視するには、相当の精神力が必要になる。
せめて後半生くらいは、自分のために生きたい。7月に退職するべく準備を進める。退職後に収入の宛はないので、家賃の低い家に引っ越すつもりだ。すでに安い部類の価格帯の部屋に住んでいるが、さらに下げる。理想は3万円だ。3万円なら、蓄えを切り崩せる期間が伸びるし、バイトで稼ぐにも、それほど大変ではないだろう。万が一、再就職するようなことになっても、固定費が少ないので、可処分所得を増やせるはずだ。
だけ40代後半で激安の狭小物件に住むというのは、客観的にみて異様かもしれない。だが、暗く惨めな人生にはしない。そうならないよう、できるだけのことはして、自分を充実させるのだ。手っ取り早いのは、やはり運動である。とくに筋トレだ。体が美しくたくましければ、何を着たってサマになる。狭小物件なら持ち物を極限まで切り詰めなければならない。Tシャツも、無地のものを数着揃えるになる。それでも、健康的で引き締まった肉体ならば、格好良く、魅力的に他人の目に映るはずだ。他人の目を気にすることは良くないことではあるが、しかし体をフィットさせて見てくれが改善すれば、自己肯定感を上げられると思う。
とにかく、これまで受けた嫌な仕打ちがトラウマとなって、常に私を苛んでくる。見た目はひょうひょうとしているらしいが、実は死ぬほどの苦しみを味わっているのである。病気なのだろうな、やっぱり。