昔、台北市の昔ながらの雑多な市場のようなエリアにある料理店で食べた、ジャージャー麺が忘れられない。日本ではジャージャー麺というと夏に食べるさっぱりとした料理のイメージがあるかもしれない。でも、台湾で食べたものはそれとはまったく異なるもので、にんにくが効いていて、とても美味しい。
コロナ禍でその店はおろか市場全体がなくなってしまったのではと危惧していたが、先日、寺門ジモンさんのYouTubeにその店が出てきてびっくりした。まだ店があったのかと安堵した一方、食通のジモンさんがそのジャージャー麺を激賞していたので、あれほどのグルメな人でも美味しいと思うのか、やっぱりあのジャージャー麺はすごかったのだと、自分の味覚に自信が持てた。
台湾への出張中、ほぼ毎日のように食べていた記憶がある。店のある市場の雰囲気もいいんだよね、活気があって、どこか懐かしくて。いまは体調を崩して飛行機に乗ることさえ不安を覚えるが、また台北を訪問して、あのジャージャー麺を思う存分堪能したいと思う。