結局、手首は治らなかった。2月いっぱいまで様子をみて、治ったらジム通いを再開しようと思っていた。日常生活では痛みもなく問題はないのだが、腕立て伏せなど、手をつくとまだ痛い、というか、危ない感じがする。もう一生このままかもしれない。だが、最初の頃、つまり半年前と比べたら、だいぶよくなってきたのは確かである。非常にゆっくりとだが、少しずつ治っているのだと思う。だから、あともう半年経てば、手をついても痛まなくなるのではないかと期待している。
それにしても、なぜか格闘技は、ジムに入っても続かない。まだ20代の頃、ボクシングジムに入会したことがある。しかし、そこもなんだかんで半年で退会した。ジムの空気になじめなかったのだ。
コロナ前にも、キックボクシングをやっていた。でも、コロナでやめた。期間は半年くらいだった。実際は、やはりジムの雰囲気に馴染めなかった。
今回は在籍は1年以上だけど、実際に通っていた時期は、やはり半年程度だっただろう。ここのジム、つまり今回退会届を出したジムでは、柔術も習った。やっぱり空気になかなか溶け込めなかったけど、コーチもほかの人もみんな親切で、できれば続けたかった。手首を怪我してから、半年間待ったけど、まだ治らないし、これ以上月謝を払うのもきついので、今回は諦めた。また、格闘技をやることがあるかもしれないが、年齢的に、もう難しいかなと思う。
残念ではあるが、ジムを続けていたら、もっと大きな怪我をしていた可能性もある。キックボクシングのスパーでは、熱くなったやつとやることもあるから、危ないと感じることもある。柔術だって、なにかの拍子で首や背骨などに重篤な怪我を負う危険だってあるだろう。また、自分が強くなったと勘違いして、日常のなかで無用のトラブルを招き寄せることになるリスクもあるのではないかと思う。そして、ジムをやめたことで、月謝が浮くから、節約になる。
幸か不幸か、手首の怪我のために、格闘技から離れることになった。でも、なるべく元気でいるために、運動は続けていく。バーピーもできないし腕立てもできないから、脚を鍛えるしかない。ピストルスクワットなど、高負荷の自重トレをする機会を増やしていこう。とにかく、手首は治るまでは、もう下手に負荷をかけないほうがいい。腕立ての体勢をとるのも控える。治りが遅くなると思うからである。