毎日少しでも自分が喜ぶことを

仕事にしろ勉強にしろ、さまざまな自己投資にしろ、根を詰めることが正義であり、成長に貢献しないアクティビティは二義的だと考えてしまう癖があるようだ。ほんとうにそれで成長できるのかさえよくわからないが、人間はロボットではないので、無理を重ねるとそのうち破綻する。

こういうストイックな精神状態で生きていると、自分をリラックスさせたり喜ばせる方法がわからなくなる。楽しい、嬉しいという感情が後退し、思い出すことさえ難しい。こう書くとうつ的な非常に危険な状態のようであるが、本人はそれがふつうであると思っているので、とくに問題視しない。

だが、今回メンタルを崩して、そういう生き方ではよくないことに気づいた。しかし日常を取り戻しつつあるなか、以前と同じ忙しさに身を任せるようになってきたが、それでいいのか、また症状や発作が激しくぶり返すのではないかという不安も出てくる。かといって、今までやっていたことは自分でやりたくてやっていたわけだし、これからもできることなら続けていきたい。

だから少なくとも睡眠の質を高め、量を確保すべきなのだが、夜は自制心が働かず、夜ふかししてしまいがちである。まあそれだけ精神的な余裕が出てきたといえるのかもしれないが、これを改めないとさらなる改善は見込めないと思う。

なぜ夜ふかしするのかは正直よくわからない。夜という時間帯の魔力がそうさせるのかとも思うが、ひとつにはその日一日があまり満たされていないと、夜になって寝るのが惜しい気持ちになるからではないか。満たされないことはすなわち喜びが欠けているからだとするならば、自分が心から楽しい、嬉しいと思う体験を少しでいいから日中にしておくことが、夜ふかしの抑制につながるのかもしれない。

さりとて、何をすれば自分が喜ぶのかはよくわからない。欲しいものを買ったり食べたいものを食べることだろうか?人付き合いが苦手なので、人生の喜びをまったく理解できていないのだろう。かといって、私のような人はけっこう多いのではないかと推察する。いずれにせよ可能な限り就寝時間を前倒しして、メンタルの改善につなげいていきたい。

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