自宅トレーニングを充実させるべく、16kgのケトルベルを購入した。ケトルベルスイングや、ケトルベルを胸の前で持ってスクワットし、立ち上がったらケトルベルを頭上に上げるスラスターなどを、バービーやバックランジなどとともに実施している。
効果はまだそれほど感じられない。1、2回のセッションしかしていないからそれも当然だろう。16kgは、少し軽すぎたかもしれない。ただ、片手で持つと、なかなかの重量だと感じる。スラスターも、両手でケトルベルを頭上に上げるときは、必死である。そもそもスイングは20回できても、スラスターは10回しかできないので、しばらくは16kgで鍛えていればいいだろう。
もともとは、旅先でもできるエクササイズを習慣化したいと思っていた。バービーやバックランジなど、道具を使わないでできる運動だ。その方針からいくと、ケトルベルは邪道である。しかし旅をしている期間というのは、あっても一年に1週間くらいなので、それ以外の350日くらいは家にいるわけだ。イレギュラーな、特殊な状況を想定し、平時を忘れるというのは、偏り過ぎだろう。
これは私の、ある種の思考の癖のようだ。早寝早起きをすると決意しても、ついつい、何かの用事で早寝できなかったらどうしようと心配になる。人付き合いもろくにしないのだから、そんな用事が入るのは年に数回なのだ。それ以外の350日くらいは、自分さえその気になれば、早寝できるのである。好きな女性が夜遅くまで働いているから、自分だけ早寝するのは、付き合った後に困るのでは、と余計な心配をすることもある。これは、賢い考え方とはいえない。
話を元に戻そう。ケトルベルは、ウエイトである。今までは自分の体重だけがウエイトだった。これからは自分の体以外のウエイトを扱うのだから、体に変化が出て当然だと思う。16kgに慣れたら、30kgくらいのを買おうと思っている。さらにエスカレートし、ジムでバーベルを担ぐようになるかもしれない。海外旅行に向け、外国人に負けないフィジカルをつくりたいが、そのためには、やはりウエイトをリフトするのが効率はいいだろう。
バービー、バックランジ、ケトルベルスイング、スラスターをサーキットでやれば、2セットでへとへとになる。これを週1でもいいから続けることで、少しは体も強くなるだろう。