日本人は弱いのか

朝倉海のUFC挑戦は、バックチョークでの失神KO負けで終わった。朝倉海の身体能力は相当高いレベルにあるはずなのだが、なんというか、そもそもブラジル人の相手選手とは身体の出来が違う気がした。どれだけトレーニングしても埋められない差があるように感じた。

本当かどうか知らないが、アフリカで誕生した人類は、争いながら地球全土に広がっていった。そして、戦闘能力が低いがために、大陸での競争に負け、大陸から離れた島国に追いやられたのが、我らが日本の祖先ということらしい。日本人が肉体的に弱い理由は、これで説明できるのだろうか。

確かに、いくら頑張って日本人が鍛えても、体格のいい、それほど運動していない西洋人にさえ、歯が立たない感じがする。同じ体格、体重でも、出力やタフさが違うというか。人種の壁を超えることはできないのだろうか。

まったく根拠のない、ど素人の仮説を立ててみた。それは、日光を浴びる時間の長短が、肉体の強さを分けているのではないかということである。海外の人は、サングラスをして、日光浴を楽しんでいるイメージがある。対して日本人は紫外線は肌に悪いという印象が強く、日光浴を楽しむ文化はないように思う。もちろんこれは一般論であって、農家や工事現場の肉体労働者などは、日をたっぷり浴びているだろうし、一概には言えない。だが、どちらかというと、化粧品メーカーのプロモーションもあったのかもしれないが、日本人は日光をそれほど重視していないような印象がある。

日光浴は、体内でビタミンDを生成し、メンタルや骨を強化してくれる。男性ホルモンも分泌量が増えるのではなかったか。つまり、心も身体も強くする効果がある。そして日光を浴びる時間の多寡は、戦闘時や、トレーニングにも少なからず影響するのではないかというのが、私の仮説である。朝倉海も、日光を浴びる時間を増やしていれば、試合の結果も、また違っていたかもしれない、と考えるのは、飛躍しすぎだろうか。だが、日本人がいくら筋肉や心肺に負荷をかけても、外国人に勝てる気がしない。だったら、トレーニングと別の観点で、心身を強化するアプローチがあってもいいのではないかと思う。日光浴の時間と肉体の強さの関係を、誰か研究してくれたら面白いのに。

私は格闘技には興味があるし、強い男でありたいとも思うから、上記の仮説に沿って、日光浴する時間を意識的に増やしていくつもりである。人間は一世代で突然変異のように進化するはずもないから、日光浴の時間を増やしたからといって、肉体がそう強くなるわけでもないだろう。だが、日を浴びる時間は、もっと長くてもいいとは思う。気分も明るくなる。会社でのストレスに加え、親の無理解もあって、精神がボロボロになってしまったが、こんな辛い時期こそ、日光をたくさん浴びて、元気を養いたいものである。

40代。語学(英仏)をマイペースで勉強(主に読書)していて、たまにウクレレを弾く。バーピーなど自宅でできる自重トレを習慣化している。

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