濡れタオルからの卒業

寒いので暖房をつけることが多いが、部屋の乾燥を防ぐために、濡れタオルをハンガーに吊るしている。手ぬぐいサイズのものと、バスタオルである。湿度を保たんがためにたっぷりと水を含ませ、水滴が滴り落ちるくらいにしても、乾燥を防ぐには限界がある。乾燥しているとウイルスの活動が活発になるというし、喉もカラカラしてしんどくなる。なので、加湿器を買おうと思っている。

いままで20年以上一人暮らしをしてきて、加湿器を持ったことがない。理由はない。単純に、濡れタオルをつるしておけば十分だと思っていたからだ。それに不格好でスペースを取る加湿器が部屋にあるのが、不快感を引き起こすのではという思いもあった。

しかし、今はスタイリッシュで、価格も手頃な加湿器があるようだ。先日も店頭で2千円程度のものをみかけた。デザインもホワイトの細長いタイプで格好いい。これなら部屋で主張すぎないだろうし、かつ湿度も維持できるのであれば、安い買い物だと思っている。この後で買いに行く予定だ。

寝る前には暖房は消し、換気もして、濡れタオルも干すのだが、それでも乾燥が気になり、喉や鼻がカラカラになって、しんどくなる。冬は外気も乾燥しているから、換気をしてもあまり意味がないのかもしれない。加湿器の効果がどれくらいあるかわからないが、少しでも生活の質が上がるのであれば、ぜひ取り入れていくべきである。

空気清浄機と併用することがいいのかどうかは、よくわからない。加湿器が排出した湿気を空気清浄機が吸ってしまい、結局部屋は乾燥したままになったりして。あるいは湿気が空気清浄機をダメにすることはないだろうか。そんなことを考えたりする。空気清浄機は基本的に24時間稼働させている。一番出力の低いモードにしているので、夜に寝るときも音は全然気にならない。加湿器は一晩中つけるものではないだろう。暖房と一緒に使用し、寝る前にはスイッチを切ればいい。水の補充が面倒くさくないといいんだけどね。

とにかく年齢のせいか、寒さに我慢するのも限度がある。脚トレをして下半身の筋肉を増やしているのだが、全然、熱を産生しないようである。冷え性の女性みたいに、部屋のなかで凍えている。しかし不思議なことに、下半身は夏用の薄い生地のズボンを履いていて、何なら裾と靴下の間は肌が露出することもあるくらいだけど、寒いとは感じない。寒さを感じる神経は上半身に集中しているのだろうか。

今年は空気清浄機を買って、加湿器も仲間に加わる。そういえば、空気清浄機のおかげか、最近は排ガスのことが気にならなくなった。加湿器も、日々の生活の質を高めてくれるといいんだけどな。

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