新NISA口座を開設して投資信託への投資を3月に始めた。最初は相場も調子よく、含み益も出たが、最近は不調。どんどん含み益が減り、元本割れも近いと思うと、証券会社のアプリやサイトをみられない。昨日も日経平均やら米国のインデックス銘柄は急落したらしい。らしいというのは、ユーチューブのおすすめに上がってきて、それらのサムネが目に入ってしまうからで、実際に株価も関連動画も確認していない。でも、落ちているのは確かのようである。さっそく元本割れしたかもしれない。
余剰資金で始め、もとからその投資したお金はなかったと思うようにしている。かりに全部なくなっても、なんとか生きていける。そう思える程度の投資額にしておいた。
それに、優良インデックスに投資するやり方は、基本は長期運用である。10年、20年後に、それなりに増えていれば御の字なのである。ギャンブルではないのだからね。いい年もあれば、悪い年もある。でも、長い目でみたら右肩上がりになっている、というものなのだ。だから、今年悪くても、来年が良くても、気にしない。もちろん、現金化するときに暴落していたら困ってしまうけどね。
しかし、こういう下落相場を経験することによって、株式投資に過度の期待をしなくなったのは、むしろプラスである。目が覚めた。投資はやらないよりやったほうがいいが、それだけで人生の経済問題が解決すると考えるのは、やはり違うだろう。もし莫大な資金を運用できるのであれば、投資運用益だけで生きていけるのだろうけどね。ふつうのサラリーマンは、老後資金の足しになればいいというレベルである。だからこそ、労働で得る収入を増やすべく、自分を高める自己投資がやっぱり重要なのだと思う。
AIが発達して、人のスキルの価値も変容していくだろう。努力の方向性を間違えると、努力しているにも関わらず、収入源の憂き目に遭うかもしれない。だが、ここが難しいところだが、金が稼げるからといって努力できる人はどれだけいるのだろう。好きなことであれば努力できるのが人間っであって、好きでもないことに、もしそれが金が稼げるからという理由で、努力できるものだろうか。まあ1億円稼げるとなれば、がんばれるのかもしれないけども。
自己投資も、長期投資が基本である。何事も、そのスキルが価値を持つには時間がかかる。かといって、時間ばかりかけていても、成功にはつながらない。文章修行を25年も続けてきて、まったく芽が出ない実例がここにいるからね。
一方で、英語については、英語でインタビューすることができるレベルにまで上達した。フランス語で同じことはまだできないけど、勉強を続けていって、いつかフランス語も英語と同じようにコミュニケーションに使えるようになったらいいなと思う。英語ももちろん、さらなるブラッシュアップが必要だ。
ただ、ライティングや外国語のスキルだけでは、AIに駆逐されてしまうようである。かといって、キャリアチェンジするつもりもないし、できないとも思う。AIに負けるかもと思って努力を止めるのも違うと思う。なんだかモヤモヤしたものを抱えながら、とりあえず自分にできることをやっていくしかないようである。投資も相場は気にせず、余剰資金ができたらやる、というスタンスでいこう。