YouTubeをみていたら、自炊関連の動画をよくみているからだろうが、ホットプレートで料理する動画がよく表示される。使い勝手はよさそうだ。とくに無印のホットプレートが人気らしい。コンパクトで価格も5000円以下と手頃ながら、火力も3段階くらい調整できるようだ。一人暮らしに最適な容量でもあるらしい。これがあれば、テーブル上で焼肉や鍋など、いろいろな料理ができるという。ラーメンを作って食べた後にご飯を投入しておじやのようにして食べるのもおいしそうだ。
できるだけ少ないモノで暮らしたいと思っているので、今使っているフランパン兼鍋では実現できないことがホットプレートに実現できるのであれば、買う意味はある。だが鍋物は今の鍋でも、できる。いちいち皿によそって、おかわりのたびに席を立たなければならないが、それは大した手間ではない。おじやも、今の鍋でできる。焼き肉に関しては、肉を焼きながら食べるのであれば、今はキッチンに立ったままでなければできないが、ホットプレートなら座りながらできる。ただ、ダイニングテーブルのスペースは、そんなに広くない。というより、乱雑に本や書類が積み重なっていてフリースペースが少ないというのが本当のところだが、ホットプレートで焼き肉をするとなれば、まずダイニングテーブルを片付ける必要がある。まあそれも、大した手間ではないけれど。
洗い物の観点でいえば、ホットプレートは皿の部分が取り外しできて、楽のようだ。今使っている鍋はコーティングが剥がれ、料理をするたびに油や焦げがこびりつき、洗うのが大変である。まずキッチンペーパーで汚れを拭ってから洗剤をつけたスポンジで洗う。こうしないと、油がスポンジに移ってしまい、いくら洗剤をつけてもべとつきが取れなくなるからだ。
無印のホットプレートのレビューをみていると、たわしなどでごしごし洗をしなければ、コーティングは長持ちするようだ。洗い物の負担が減るのは嬉しいので、買う価値はあるかもしれない。ただ、このホットプレートでスパゲティを作るのは難しいだろうな。そしてダイニングテーブルで料理するのはいいが、多少周囲に汁などが飛び散りもするだろう。
やはり、買うのは見送るべきか。値段の問題ではない。必要かどうかなのだ。今は、ホットプレートがなくても、自炊できている。それが答えではないか。最初は目新しくて使う頻度が多くなっても、すぐに飽きてしまったら、今度は処分が面倒だ。家電は簡単に処分できない。それに私の場合、自炊を充実させたいのなら、まず冷蔵庫を買うことを検討するほうが先であるべきなのかもしれない。もう少し、ホットプレートでしか実現できなことは何か、そしてそれは日常的に、そして長期的に今にないメリットをもたらしてくれるのかを、よく考えるべきである。