公園の池に何気なく目を向けたら、動くものがあった。よくみたらカエルであった。しかも立派に成長したカエルである。2月でもうそんなに大きくなるものだっけ?まだおたまじゃくしでいる時期のような気がするけど、思い違いだろうか。それとも、地球温暖化の影響で、カエルの成育にも変化が起きているのだろうか。
カエルはざっとみたところ、10匹はいた。脚の筋肉も発達している。餌を探すでもなく、気ままに水中を動き回っている。そのうち1匹が、車がバックギアで車庫に入るように、後進しながら水底に身を隠した。寝るときは、このように身を隠すのだろうかと思っていたら、2月にしては春みたいな陽気のせいか、大きなくしゃみを2つした。そうしたら、カエルたちはびっくりして、右往左往し始めた。ように感じた。何匹かは、上述のカエルのように、水底に身を隠した。カエルには聴覚があるのか、それともくしゃみの衝撃が空中を振動してカエルの体に伝わったのだろうか。
自炊をし始めたことと関係しているのかわからないが、しっかりと筋肉のついたカエルたちをみていたら、串焼きにして食べられそうだなと思った。内蔵を抜き出して、炙り焼きにして、しょうゆをかけて・・・。生命とは何だろう。もしカエルをそのように食したら、そのカエルの命は尽きる。人間と同じ生物の死である。人間も、結局いつか死ぬわけでね。どんな死に方をするかは人それぞれだけど、いつかは内蔵も動きを止めるわけだからね。生とは何か。