毎朝散歩するようにしているが、ものすごく速く歩く人をたまにみかける。男性でも女性でも、そういう人は素敵である。歩く速度と寿命は関係していると聞いたことがあるが、速く歩く人は見た目も若々しく溌剌としている。実際に体も健康なのだと思う。しかし、速く歩くことはなかなか難しい。
歩幅は速度とあまり関係がないと思う。回転数のほうが重要だ。背が低く足がそんなに長くなくても速く歩ける人はいる。体幹が安定していることも秘訣なのだろうか。
常に体に問題を抱えているので、歩くスピードは人並みかそれ以下である。とくに脚トレのダメージが残っている間は、ちんたら歩いてしまう。長年、ポケットに手を突っ込んで歩く癖があったが、それもスピードを緩めた原因だと思う。速く歩ければ移動の時間をそれだけ短縮できるわけで、効率的である。
速く歩く人は、血行もいいと思う。そういう速く歩く年配の人は、肌や髪もツヤツヤしているが、それは速く歩くことで血行が促進されているからではないか。あるいは、速く歩けるだけの十分な筋肉量が備わっているから、若くみえるのだろうか。とにかく謎である。解明したい秘技である。
意識して速歩きをすることはできる。だが、続かない。すぐ息が上がるし、何より脚のあちこちが痛くなると思う。股関節の可動域が小さいのだろうか。散歩の途中で、数分だけでも全力で歩くような、インターバルトレーニングを繰り返せば、ふつうに歩く時のスピードも上がるのだろうか。いっちょ明日の散歩から、全力で歩く時間帯を設けてみようかな。