徹底して断舎離したのはよかった。しかし、暇だからなのか、寂しさを埋めるためなのか、常に次に買うものを考えている。考えているというより、探してしまう。引っ越し先を探すのもそうだし、スケボーや自転車を買おうと考えるのも、結局は時間つぶしになるからである。それ以上でもそれ以下でもない。
昨夏に購入したメレルのベアフットシューズの底に穴が空いてしまった。だから、新しい靴を購入する。これは必要なものだから、出費しても良い。せっかくベアフットに慣れたので、引き続き履き続けたいが、今まで履いていたのは上級者用で、ソールもかなり薄く、小さい石ころを踏むと鋭い痛みを感じて跳び上がることも、ままある。土や芝生の上であれば快適に歩けるが、コンクリートは固さがもろに足に伝わる。関節にも却って悪影響になるのではという危惧もあった。
だから今回は、同じメレルのベアフットでも、ハイキング用のモデルがあったので、それを購入することにした。ソールも以前のものより厚く頑丈そうである。ベアフットというのは直訳すると裸足だが、ソールの厚さが問題なのではなく、つま先からかかとまでが平行になる靴のことを言うらしい。つまり、地面に接する角度が裸足と同じということだろう。
以前のベアフットは通気性もよかった。むしろ、その点が気に入って購入した。今回購入したのは、メッシュライニングで通気性に配慮はしてあるとのことだが、アッパーがピッグスキンなので、長時間はいていると蒸れるだろう。同じメレルのスリッポンシューズであるジャングルモックも一時期愛用していたが、あまりにも足が蒸れるので、いつしか履かなくなってしまった。今回の靴も、少なくとも夏の間は、普段遣いには向かないだろう。ただ、朝の散歩用としては十分活躍してくれる。夏の日中はサンダル、雨が降ったらゴアテックスブーツを履けばいい。
スケボーを再開するとしたら、専用のシューズも購入したほうがいい。だが、スケボーは本当に必要か?必要かどうかが重要であり、ほしいかほしくないかは物欲であり、浪費である。この違いをはっきりさせるべきだろう。もちろん、スケボーをすれば楽しいし、それが心を活性化し、ポジティブな人生の展開を生み出してくれるかもしれない。あまり切り詰めて人生がつまらないものになるのもよくないからね。バランスが大切ではあるが、ミニマリスト的な生き方をしていこうと思っているのなら、スケボー、そして折りたたみ自転車を購入する選択肢は、ないな。